パンダ談

余談。

ファン絶叫『エディ・バウアー・ジャパン』が年内に日本から撤退

エディバウアーが日本からの撤退を発表しました。年内を予定しているようです。

この話題は何ですか?

アパレルブランドのエディバウアーが、日本からの撤退を発表しました。

https://eddiebauer.jp/info/announcement.aspx

主なポイントは?

日本にも一定数存在するエディバ好きの人達が、気軽に買えなくなってしまいます。現在はオンラインでも購入可能なため、日本中に広まったファンが悲鳴を上げているようです。

良い点は?

人気のないブランドが日本市場から出て行くことで、残ったブランドは相対的に元気になるかもしれません。

悪い点は?

代わりになるブランドが実質ない事が問題点として挙げられます。

ポイントカードまで作らされてファンになった人達は、購入手段が国内からなくなり、手の届かないブランドになってしまいます。

エディバはサイズがアメリカ規格のものが多いため、体の大きい人からは特に指示されていました。エディバがなくなる事により、体の大きな人達は「サカゼンで石ちゃんと仲良くなるしかないのか」とざわついています。

デザインに特徴がない

エディバのデザインは、いくつかのアウトドアブランドと似た傾向にあります。日本ではアウトドアブランドのファッションが人気であり、高い地位を維持しています。アウトドア系アパレルは登山などに利用されるため、高い機能性があります。そのため高価格のものが多いのですが、機能性が高いから価格も高いと納得できる理由になります。訳もなく高いわけではないという点が人気を後押しする事になるでしょう。そういった要素はエディバにはなく、見た目が似ているからと言ってアウトドア系の人気と共にエディバ人気が高くなるという事は起きませんでした。

エディバを巡る環境の変化

国内でまだ購入手段が少ない頃、友人がEBITekを着て自慢していました。恐らく20年前ぐらいの事です。EBITekは、エディバのサブブランドですので、エディバを通り越してEBITekを知っているという事はステータスが高いと友人は思っていたのでしょう。その当時はまだ、エディバの知名度は日本では高くはありませんでした。

その後しばらくの間は、南新宿の店舗が旗艦店のような位置づけだったでしょうか。さらにアウトレットなどに入ったりオンラインストアが強化されたりといった変化があり、国内店舗数は50を超えるなど拡大していったものの、人気は今ひとつでした。

日本で長く安定した地位を築いているアパレルの特徴は、ユニクロに代表される「低価格高品質なベーシックアイテム」と、デパートなどで定位置に君臨する高級ブランドに二極化が進んだことです。前者はアイテム自体の人気が高く、ブランドが愛されているわけではないのが特徴です。

では、エディバはどちらに該当するかというと、お分かりの通り、どちらにも該当しません。50店舗も店舗数を増やしてこの程度の存在感では、経営を維持するのが困難になるのは当然でしょう。エディバは物は悪くなく高品質の部類になりますが、ベーシックなシャツでも7000円程度といった感じですので、価格は高めであり、高級ブランドより少し安い程度の物が多い印象でした。

どうすれば良かったのか?

エディバが本気で日本に定着しようと考えるならば、ユニクロ寄りになるか、ブランド物に成長するか、どちらかを選ばなくてはなりませんでした。既存のブランドが途中から急に高級ブランドに転身するというのはあまり聞いたことがありません。となると、手ごろな価格のベーシックアイテムを量産し、国民的なアパレルを目指すしか生き残る道はなかったと言えます。

二極化が進むアパレル業界において、エディバの撤退は必然であったと言えるでしょう。