パンダ談

余談。

千葉県ショック

この記事は、読む方の地域によって印象が異なる事が想定されます。本質的な問題は行政の課題であるというテーマですので、ご了承下さい。

コロナ下

緊急事態宣言により、千葉県は飲食店の営業時間を一律短縮させた。居酒屋やバーだけでなく、純粋に食事を目的とする飲食店もである。その影響は大きく、時短営業の条件が緩い近隣都市に影響した。その代表格が、茨城県である。

茨城県の状況

茨城は緊急事態宣言に参加させてもらえない時期があったため、県独自の緊急事態宣言を発令した。それにより、茨城県も飲食店の時短営業が課された。ただし、千葉県ほど営業時間の条件が厳しくなかった。

そのため、千葉県からの移動が容易である茨城県南地域は、千葉で飲食店が閉まってから、茨城県に移動して来る千葉県民が連日大量にやってきた。ファミレスなどは平日なのに満席状態に近く、駐車場はほぼ満車。車のナンバーを見ると、6台中5台の比率で千葉県ナンバーである。

移動する千葉県民

明らかに千葉県からの移動組である。車のナンバーだけで、居住地は判断できない。しかし、地域ごとに営業時間差のある時期の前後は、このような混雑は生じていなかった事から、明らかに千葉県民が茨城県を利用していたのである。

緊急事態宣言は、特別な事態を除いて、日常的な理由で都道府県を移動する事を制限する事が目的である。しかし、このように頻繁に移動があったその根本的な原因は、千葉県にある。

食事をする場所がないのなら、営業している地域に行けばいい。これは、誰しも考える安易な手段であるし、必要ならばそうするであろう。ただ、茨城県民にとっては、ひっそりと空いた店内を期待して入ると、千葉県民でごった返している。全くもって迷惑な状況である。

理想的な対策

移動を控えるという理念に反する行動が頻発している事は、喜ばしい事ではない。茨城県民がどう思うかは無視したとしても、行政が放置してよい事ではないであろう。

茨城県側の営業時間を短縮する方法もあるが、より簡潔な方法は、千葉県側の時短営業を、純粋な飲食に限っては除外する事であろう。そもそも、時短営業の影響で、本来なら広い時間帯に分散されたはずの来客が、狭い時間帯に集中するため、過密状態が起こりやすい。

時短営業が感染予防に効果があるかは疑わしい。これは多くの識者が指摘しており、論理的に考えて疑う余地はない。むしろ通常通りか、時間を延長する飲食店を支援するぐらいのほうが、過密状態を防ぐ効果は高いはずだ。

千葉県ショックを防ぐ

感染予防を目的とするならば、時短営業は逆効果である。更に、その影響が他県に及んでしまうのは悲劇でしかない。より実効性のある対策が望まれる。